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その2:ホルモン剤チラージン治療と妊娠への不安

そこで再度、血液検査をおこない超音波の検査もしました。

 

検査自体はすぐに終わり、結果は橋本病で甲状腺機能低下による症状が現れているとのことでした。

 

 

橋本病という病気も、甲状腺機能低下の状態がどのようなものなのか全く知識がなくただ茫然としていると、先生が甲状腺の仕組みや、今わたしの体の中で起こっている状態を説明してくれました。

 

 

「不足しているホルモンを補うことで症状が改善し、社会生活も普通に行なうことが出来る」

 

といわれ少しホッとしました。

 

 

しかし一番心配なのは妊娠は可能なのか?

 

仮に妊娠したとして、ホルモン剤を服用していて胎児への影響は大丈夫なのか?

 

ということでした。

 

 

紹介状への返事を持って再び産婦人科を受診したとき、一番の心配ごとを先生に尋ねてみました。

 

 

「しっかりホルモン剤を飲んで甲状腺の機能をコントロールできれば、リスクの高い妊娠を回避できます。」

 

「むしろ、月経不順は甲状腺機能低下が引き起こしている可能性が高いので、甲状腺の治療を開始する事で、妊娠しやすい身体になるかもしれません。逆に甲状腺の治療を行なわなかった場合は、胎児への悪影響のリスクが高まりますよ」

 

と説明を受け、安心してホルモン治療を始めることが出来ました。

 

 

ホルモン剤チラージンの服用以外の治療はしていませんが、産婦人科の主治医からのアドバイスで基礎体温を付け始めました。

 

チラージンの適量は個人差があるため、様子を見ながら加減していくとのことなので、基礎体温で体調とのバランスを明確にすることが大切と説明されました。

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