スポンサーリンク
甲状腺の病気と遺伝について
橋本病やバセドウ病、また甲状腺の腫瘍などは
ある程度は遺伝と関係していると言われています。
そうなると親が甲状腺の病気を発症した場合
一体何%の確率で子供に遺伝するのか気になるところですよね。
しかし、まだ正確な数値などはっきりした答えがないのが現状です。
つまり、はっきりと遺伝だけで起こるとも言えず
かといって遺伝以外の原因は何なのか判っていません。
圧倒的に女性が多いことも判っているので遺伝があったとしても
男の子の場合は発症しにくいと言えます。
今のところ確実に甲状腺の病気を予知する方法は確立していません。
けれど、橋本病とバセドウ病に関していえば
発病前に甲状腺の腫れを認める場合が多いので診断基準の一つとなります。
腫れを認めた場合、問診で親族の病歴を確認され、バセドウ病や橋本病を
発病している人がいた場合は発病リスクが高まるため経過を観察してもらった方が安心です。
甲状腺の病気の場合、小児期の発病は極めて稀のため
遺伝が不安な場合でもこの時期は過剰に心配しなくても大丈夫です。
甲状腺の病気は、専門医の診察を受け、検査やチラージンの服用など
きちんと指示通りに行なっていれば怖い病気ではないと言えるでしょう。
遺伝の確認を恐れたり、症状を長期間我慢したりせず受診して診察を受けましょう。
長引いた状態は不安からストレスを招いたり、回復を遅らせる事になりかねません。
他の遺伝が関係する病気(糖尿病など)より治療は容易で
後続的に他の臓器に悪い影響が出てくることはありません。
治療期間は長期を要しますが定期的に通院すれば通常と変わりない生活が出来るのです。
スポンサーリンク