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橋本病を治療していくうえでの治療薬

血液検査で甲状腺ホルモンの検査と甲状腺に対する抗体検査が行なわれ、その結果を元にいよいよホルモン剤による内服治療が始まります。

橋本病を治療するうえで必要なチラージンとは

チラージンは、甲状腺の機能低下により分泌量が低下したホルモンを補うためのお薬です。

 

もともと体内にあるホルモンですから、チラージンは副作用の心配はありません。

 

けれど、甲状腺の機能低下により身体の不調の部位程度は人により様々なので、自分に合った処方量にならないことが多いとされています。

 

例えば視力の低下で眼鏡を購入するとき、最初は度数の弱いものを勧められますよね。

 

また、度が強すぎて試しにかけるとボヤッと見えたりひどい場合は頭痛がしたりします。

 

それと同じ状態で、お薬が弱く効き目を感じないなど内服治療を開始しても、しばらくはチラージンの効果を実感できないかもしれません。

 

けれど飲み続けなければ合っているかいないかも判らず、次回受診時に先生が薬の加減をすることも出来ません。

 

すぐに効果が出ず辛い症状を抱えたままだと焦ってしまうかもしれませんが、自分に適したチラージンの投薬量が見つかれば症状は改善していきます。

 

甲状腺機能低下症と上手く付き合いながら、ほとんど支障のない日常生活を送ることが出来るようになるのです。

 

しかしホルモン剤であるチラージンは、必ず治療効果を期待された薬ではないので、内服しても体の不調が治まらない場合もあります。

 

チラージンは自己判断で加減したり体調が良くなったからと言って、勝手に中止したりせずに主治医の先生に相談しましょう。

 

その際は、身体の不調の有無・症状の程度など、出来る限り記録しておくと先生も判断しやすいと思います。

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