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橋本病と正確に診断するための検査
橋本病を特定し正確に診断を下すには、甲状腺の組織の一部を取った上で検査をしなければ難しいとされています。
なんだかとても大がかりで、怖いイメージですよね。
けれど診断の基準として、組織を取ることなく甲状腺の腫れの程度を視診・触診したり、エコー、血液検査をすることにより診断が出来るようになっています。
いろいろな検査方法がありますので説明します。
超音波(エコー)検査
この検査では甲状腺の大きさの度合いや形、他に合併症がないかなどを確認します。
血液検査
甲状腺ホルモンの値・機能の強弱、命令系統が正常に働いているか?
甲状腺に対して自己免疫があるかないか?
を確認する目的で、甲状腺ホルモンの検査と抗体検査を行ないます。
甲状腺ホルモンの検査
FT4:甲状腺ホルモンそのものの検査です。検査値が高ければ甲状腺機能亢進の状態。
逆に低ければ甲状腺機能低下の状態にあると判断できます。
TSH:甲状腺刺激ホルモンのことです。
脳下垂体からでているホルモンで、甲状腺の命令系統にあたるため、値が基準値より高い場合は『甲状腺ホルモンの分泌量が低いため頑張りすぎている状態』と判断され、甲状腺機能低下の状態と見なされるのです。
甲状腺に対しての抗体検査
マイクロゾームテストやサイロイドテストなどがあり、いずれかで陽性が出ると橋本病の診断基準となります。
結果は院内で検査出来る場合で当日から2日以内、外注する場合でも2〜3日以内に判りますので、甲状腺の腫れの具合と合わせて医師による診断がなされます。
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