橋本病

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橋本病とは

本来、人の体の正常な免疫は、外部から身体の中に侵入してきた、細菌やウィルスなどの異物に対して働き、リンパ球は相手が味方(自己)なのか?

 

異物(非自己)であるか?を判断し、異物と確認すると速やかに攻撃排除する力を持っています。

 

自己免疫とは、リンパ球が自らの組織を誤って攻撃してしまう状態を指します。

 

橋本病は甲状腺に炎症が起こる病気ですが、この状態は自己免疫が原因で、身体の持つ抗体が自らの甲状腺を攻撃してしまうために、体内の細胞が少しずつ減少してしまいます。

 

それによって、慢性的な炎症が起こり甲状腺の機能が低下してしまう・・・これが橋本病です。

 

バセドウ病とは

甲状腺は、新陳代謝を促進する上で重要な役割を担う甲状腺ホルモンを分泌している臓器で、身体の動きを司る重要な働きをしています。

 

強すぎると新陳代謝の促進が過剰となり、身体は常に消耗した状態になります。

 

これがバセドウ病で、同じ甲状腺の病気でも橋本病はこの反対で、甲状腺の働きが弱まることで、新陳代謝も低下。

 

結果として、身体機能も低下してしまうというわけなのです。

 

甲状腺は解剖学的に言うと、喉仏の下に位置する臓器で、顎を突き上げて確認すると、ちょうど蝶が羽を広げたような形に見えます。通常ならば覆っている筋肉により触れることはできませんがしこりや腫脹により触診や視診も可能となります。

 

橋本病の患者は、圧倒的に女性が多いとされ男女の比率としては、1対20〜30近くと言われています。

 

年齢では20代〜40代が多いとされ、小児疾患としては極めて稀であるとされています。

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