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その6:出産へ

妊娠の経過は思いのほか順調で、このままなら自然分娩でいけるかも!
と先生からいわれたとたん、妊娠32週で逆子になってしまいました。

 

毎日、「戻って!」と念を送りながらドライヤーでお腹を温めたり
病院でもらったお灸をすえたりしましたが結局向きは戻らないままで
胎児の大きさも十分育っているとのことで38週で帝王切開となりました。

 

こればかりは妊娠のいろんな要因が重なっておこるもので
持病とは関係ないですから仕方ないなと観念しました。

 

甲状腺ホルモンのほうはしっかり管理出来ていただけに
やっぱり妊娠中はなにが起こるか分からないですね。

 

身長45センチ体重2750グラムの赤ちゃんを出産しました!

 

ただ、出産直後呼吸に異常が見られるといわれて
少しの間NICUで状態観察となりました。

 

これも橋本病とは関係なく一過性のものだと説明を受けてホッとしました。

 

その後、新生児室と小児科で赤ちゃんの血液を検査し
その結果、わたしの作りだしていた抗体が母体から赤ちゃんに
移行していることが確認され、生後2ヶ月までチラージンを内服させました。

 

内分泌科でフォローしていただいたおかげで
その後はTSHの数値も下がり赤ちゃんのチラージンは無事に卒業。

 

その後も様子観察の状態は続きましたが元気に育っています。
病院でしっかり経過を見ていただいたおかげで
出産後のトラブルにも安心して望むことが出来ました。

 

同じ橋本病の妊婦さんでも甲状腺機能低下の程度にもよるでしょうし
着床の状態や妊娠の経過で分娩の状況は変わるかと思います。

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