スポンサーリンク

その10:社会復帰

パートの仕事は、妊娠中の体調不良のときにやめてしまっていたのですが、
出産から1年過ぎたのを機に社会復帰することにしました。

 

仕事に対する意欲が湧いて来ていることを考えても、
チラージンのコントロールがうまくいっているなって思えるくらい、
育児をしていく中でつらいと感じることが何度もありました。

 

けれどもその状況は、産後一時的に起こった甲状腺機能亢進の、
状態からくるホルモンのバランスの崩れが引き起こしたものだったので、
チラージンでコントロールできるようになってから次第に不調も改善していきました。

 

それは育児も一緒で、赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足になり
「一体いつまでこの状態が続くのだろう」と不安に駆られる夜を過ごしていく中で、
少しずつ、新米ママも経験を重ねてゆきました。

 

血液検査とホルモン剤の服用は一生のお付き合いになりそうですが、
逆にそれさえきちんと出来ていれば普通に生活できるのだと
子育てをしながら少しずつ自信を積み重ねていきました。

 

そして私も、子どもを保育園に預けて、
外の社会へ目を向けることが出来るようになりました。

 

疲れているときは周りにそれが発信できるように、
調子がいいときは自分が出来ることを無理のない範囲で頑張ることにしています。

 

それは、持病があってもなくてもきっとそんなに変わりありませんよね。
橋本病になっても、妊娠、出産、育児、そして社会復帰も出来ました。

 

診断を受けた夜は不安で眠れなかったけれど、この病気は専門機関で
正しい知識を得ることが出来れば、十分通常の生活を受けることが可能です。

 

橋本病の診断を受けた皆さんが、
良き専門医に巡り合い正しい知識のもとで治療出来ますよう願います。

スポンサーリンク
この記事をシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加   

関連ページ

その1:体調不良により医療機関へ診察に。
原因不明の体調不良が続き医療機関へ診察に。
その2:ホルモン剤チラージン治療と妊娠への不安
橋本病と診断されてホルモン剤チラージン治療が始まります。
その3:チラージンの服用により症状がおさまり妊娠へ。
チラージン服用による治療中に妊娠が発覚
その4:妊娠初期
高齢妊娠の中で橋本病と向き合う
その5:妊娠の中期から後期
橋本病と診断されてから妊娠の中期〜後期の体験談です。
その6:出産へ
なんとか無事に出産となりました。
その7:産褥期〜出産後
産褥期から出産後の記録です。
その8:授乳の開始
いよいよ授乳の開始していきます。
その9:育児を始める
無事に出産後、育児が始まります。