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他の病気と間違われやすいバセドウ病の症状

骨折したときは外科を受診します。風邪をひいたときは内科を受診します。
私たちは、症状に合わせて受診する病院や科を選びます。

 

しかし、バセドウ病では全身にさまざまな症状が起きます。
それは、甲状腺ホルモンが全身の臓器の働きを促す役割を担っているかです。

 

甲状腺に異常が起こるだけで、全身に健康上の異常が出てくるのです。
そのため、初期の症状だけではバセドウ病だと気づかないこともあります。

 

現在では検査をすることで、すぐにバセドウ病と診断することができるため、
異常を感じた場合は、すぐに近くの内科へ行き検査を受けることをオススメします。

 

原因がバセドウ病であるにも関わらず、症状により間違えられやすい病気名

心臓病

甲状腺ホルモンは、臓器を働かすことを促す役割を担っています。
そのため、甲状腺ホルモンが多く分泌されるということは、
さまざまな臓器を意味なく過剰に働かせてしまうのです。

 

運動したわけでもないのに、甲状腺ホルモンが心臓を働きなさいと信号を送るため、
心臓はいつもより過剰に働きます。それが頻脈の原因です。動悸を感じる人もいます。

 

働き過ぎた心臓は疲労がたまり、リズムよく脈を打つことができない
不整脈という症状も表れることがあります。

 

この状態が続くと心房細動といって、心臓がけいれんしてしまう命にも
関わる病気を合併してしまうため、早期に適切な治療が必要です。

 

高血圧症

バセドウ病によって最高血圧は高くなります。
一つの特徴として、最高血圧と最低血圧の差が大きくなります。

 

糖尿病

喉が渇くため、水をたくさん飲む。食べているのに痩せる。
また、消化管が活発であるため、食べたものをすぐに消化してしまい、
血糖値が急激に上昇することからも糖尿病と間違われやすいのです。

 

更年期障害

月経不順や多汗や動機などにより、間違われやすい病気の一つです。

 

パーキンソン病

手指の震えにより、パーキンソン病と間違われることがあります。

 

認知症

記憶力の低下や気分の浮き沈みがあることから、
ご年配でバセドウ病を発症した方が間違われてしまうことがあります。

 

LD(学習障害)やADHD(多動性障害)

子どもでバセドウ病を発症した場合、成長ホルモンを多く分泌する甲状腺が
活発になっているため、身長が伸びやすく、身体的な成長は早いのですが、常に興奮状態であるため、
落ち着きがなく、集中力が散漫となり学習力が低いと誤解を受けることがあります。

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